呑み込まれる!(カイル) |
木に呑み込まれた注意標識(マノア滝トレイル)
マノア滝ハイキングツアーのトレイルにあるブルーマーブルの木が注意標識を呑みこまれています!おそらく10年ほど前に森林局スタッフによって設置された標識です。熱帯植物のブルーマーブル(Elaeocarpus grandis)は木の成長が大変早く、後10年もしたら標識は完全に木の中に呑み込まれてしまいそうです。もともとの標識の大きさは以下の写真に出ているものとほぼ同じです。
注意標識。ちなみにこの近くに「ロスト」のハッチ(扉)があります。(マノア滝トレイル)
マノアのような熱帯雨林ではこのように植物の成長が大変目立ちます。ハワイアンの遺跡はもちろん、100年前に立てられた建造物でもあっという間にジャングルに呑まれ、存在が完全に無くなってしまいます。
ブルーマーブルの葉、実、種。AAEのマノア滝ハイキングツアーやジャングルハイキングツアーで見られる植物です。
このブルーマーブルの木には面白い色の実がなります。マーブルは大理石またはビー玉という意味です。上の写真を見ればここではビー玉という意味で使っているとすぐわかります。ブルー色が大変美しい実です。
葉は落ちる前に赤くなることもあります。(紅葉のように一斉に色が変わるわけではなく、葉が全部落ちてしまうこともありませんが。)
ブルーマーブルは外来種ですが、地元のクラフターたちはその種を首飾りのレイにします。(あまり見かけないレイです。)半年程前にマノアの登山口でヨガをやる人と出会い、おしゃべりをした際、この種のレイはインドではグルがするものだと教えてくれました。ヒンズ教ではブルーマーブルレイを数珠玉のようにお経を唱える時に使うそうです。シヴァ神の聖なる種でもあります。