ハワイの断崖絶壁・その1(カイル) |
コオラウ火山の名残、コオラウ山脈北側の断崖絶壁。(オアフ島)
ハワイの島々には断崖絶壁の山が数多くあります。オアフ島ではコオラウ山脈の断崖絶壁が有名です。マカプウからカネオまで垂直の壁が連なっています。(上の写真)一番高いところは946mもあります。強風で有名なヌウアヌパリ展望台はこの断崖絶壁にあります。
マカプウ展望台から見たコオラウ山脈の断崖絶壁。(オアフ島)
モロカイ島の断崖絶壁も素晴らしいです。あまり知られていませんが、モロカイの断崖絶壁は地球上で海に面している最も高い断崖絶壁(sea cliff)です。イギリスの白い崖、ドーバークリフの3倍の高さです。この断崖絶壁は道の通じていない島の北側にあるため、空または海から見るのがベストです。(スーパーフェリーの冬のルートではこの前を通ります。)
オアフ島最東部にあるマカプウ丘から見たモロカイ島の断崖絶壁。(上)
カウアイ島北海岸にある断崖絶壁ナーパリ。(上)
ハワイで最も有名な断崖絶壁はカウアイ島のナーパリ海岸です。数年前に女優の高樹沙耶さんをこのナーパリの断崖絶壁を辿るカララウトレッキングトレイルにご案内しました。(NHK「世界トレッキング紀行」)日本の撮影隊が初めてナーパリの登山道全行程を歩いて撮影を行いました。
断崖絶壁のことをハワイ語で「パリ」と言います。「ナー」は複数を示す助詞で「ナーパリ」はたくさんの断崖絶壁という意味です。カウアイ島のナーパリはまさにその名の通りです。オアフ島のヌウアヌパリ展望台の「パリ」も同じ意味です。
カウアイ島カララウトレイル。一歩、道を踏み外せば下は断崖絶壁、海の中です。
さて、これらの断崖絶壁は一体どのようにできたのでしょうか?(続きます)