夏だ!シャンプージンジャーの季節 (カイル) |
ホテルの庭でもよく観葉植物用のジンジャーを見かけますが、このアワプヒクアヒヴィは山にしかありません。ホテルのジンジャーより背が低く(1メートル以下)秋頃、葉や茎が黄色く枯れ、春になると根茎(地下根)から新しい茎が出てきます。真夏に、さらに背の低い茎が出て来て、赤と緑のがくができ、そこから薄い黄色の花を咲かせます。アワプヒクアヒヴィは低山の雨がよく降るところを好みます。
約1ヶ月前からアワプヒクアヒヴィの花が咲き出し、ああ夏が来たなと感じます。
このジンジャー(学名:Zingiber zerumbet)はハワイアン先住民の先祖がハワイに移動してきた際に持って来たもので、彼らの生活には不可欠な植物でした。さまざまな利用法がありますが、その一つがシャンプーです。アワプヒのがくから花が咲き、がくがだんだん熟してくるとシャンプーのような液体が中にたまり膨らんできます。ハワイアンはこのがくを絞り、その液体をシャンプーのように使っていました。そこから別名シャンプージンジャーの名前がつきました。今も地元の人はハイキングをして滝壷に行くと同じことをします。髪につけた後すすぐ必要はありません。最初はぬるぬるしていますが、べたつきは残りません。いざという時に飲むこともできます。ハワイアンの伝統的なマッサージ(ロミロミ)のオイル代わりにも使われていたそうです。
今日のツアーでも少ししぼり腕や髪の毛につけてトロピカルな香りが楽しみました。
私は山道の整備の後、汚れた手を洗う時にも使います。ウェットティッシュを使って余計なゴミを出すよりずっとエコ(環境に優しい)ですよね。