奇跡の木(カイル) |
モルッカ(インドネシアにある諸島)原産で「奇跡の木」とも呼ばれています。というのは成長が大変早く、何と世界記録では一年に7mも伸びたそうです。ハワイでは大体、年に1メートルは成長するとか。1メートルでもすごいですね。
マメ科の木で白い幹を持ち、大体30メートルの高さまで大きくなります。アルビジアの梢は平たく、今はその平らな梢の表面が白い花で覆われています。遠くから見るとアルビジアの森は白くふんわりして、まるで雪をかぶっているようにみえます。木の下を歩いていると、白いフワフワ、ポンポンした花が落ちています。大木のわりには、花はとってもデリケート。少しネムノキの花に似ています。
マノア滝のあるマノア渓谷の奥の方に特に広いアルビジアの森があります。ツアーでは住宅地から歩きだし森に入ります。住宅地からいきなり森に入ると、その変化が激しくて、突然、神話にある巨人の世界に入った気がします。自分の存在、人間というのは、自然の中ではちっぽけな生き物なのだなあと思わされます。