ハワイの紫陽花(カイル) |
ハワイ固有種の紫陽花、カナワオ。学名Broussaisia arguta(メス。オアフ島のプウコナフアヌイにて)
紫陽花(オス。プウコナフアヌイにて)
日本は梅雨。雨に濡れる紫陽花がきれいな季節ですね。
ハワイにも紫陽花があります、と言うとたいていびっくりされます。マウイ島クラ周辺(アップカントリーエリア)、ハワイ島ボルケーノビレッジ、カウアイ島コケエ、オアフ島ワヒアワなどの標高の高いところに多いですが、先日ワイキキ近くの住宅の庭でも見つけました。花屋さんにも時々鉢植えの紫陽花が置いてあります。ここで言う紫陽花は、日本でも一般的に見られる西洋紫陽花です。
ハワイ固有種の紫陽花はカナワオと言います。カナワオは日本の紫陽花と同じくマレーシアを祖に、ハワイ独自に進化したものです。花の形状は、一般的な紫陽花とはかなり違いますが、花のつき方や、葉、葉脈はとても似ています。
カナワオはニイハウ島とカホオラヴェ島以外の主な島に生育し、標高300メートルから1000メートルの雨林でよく見かけます。オスとメスがあり、それぞれ異なった花を咲かせます。色のバリエーションも多少あります。
カウアイ島のアラカイ湿原のカナワオ。(メス)
カウアイ島のアラカイ湿原のカナワオ。(オス)
オアフ島最高峰カアラ山にある小さな湿原のカナワオ(メス)