タイハクオウム(カイル) |
タイハクオウム。マノア滝ハイキングツアーにて。(撮影:長坂まりこ)
マノア滝ハイキングツアーで、大きな白い鳥をよく見ます。タイハクオオム(Cacatua alba)です。40メートルもある高いアルビジアの梢にいます。その高い木の上から自分の存在を大きな声で主張します。鳴声というか悲鳴というか、とにかくハワイの鳥の中で一番大きな鳴声です。「まるで赤ちゃんがわーと泣いているみたい」とお客さんの感想。確かに似ています。
タイハクオオムは興奮すると頭の羽根をこのように逆立てます。(撮影:長坂まり子)
ハワイには何種類かのオウムがいますが、このタイハクオオムを含め、どれも外来のものです。種によっては繁殖しすぎて農産物に被害を与えていますが、この鳥はまだ特に問題視されていません。マノア滝の登山口の手前にパラダイスパークというところがあります。今はレストランのみの営業ですが、昔は人気の観光アトラクションスポットでした。オウムのショーも出し物の一つでしたが、このタイハクオオムはそのショーから逃げたと言われています。
ワカケホンセイインコ。日本にも帰化しているようです。(ジャングルハイキングツアーにて。おはようダイヤモンドヘッドツアー中にも時々見かけます。)
タイハクオオムはインドネシア原産の鳥で体長が50センチ近くあります。生態系の破壊やペット販売のための捕獲によって個体数が減り、全滅危機種カテゴリーに入る恐れがある種類です。
ルリコンゴウインコ。ハワイ島のワイピオビーチにて。